40代から危ない家計クライシス!老後破産を回避するには?

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家計クライシスって言葉聞いたことありますか?クライシスとは危機のことで、つまりは安心と思っていた我が家の家計が実は危ないってこと。

十分な給与や貯蓄があると思っていても、40代はちょうど住宅ローンに教育費でお金が出ていく時期ですよね。うちの旦那も44歳、まさにその世代です。

老後はまだまだ先だから子育てがひと段落してから考えようじゃもう遅い。50代から家計クライシスが起こることは今まででも言われていましたが、なんでも40代からもう老後のことまで考えないといけないみたいなんです。

普通の40代が家計クライシスに!?

約40年務めた会社を退職したら65歳以降は年金をもらって悠々自適な老後を送る…と想定して、日々仕事にまい進しているサラリーマンのみなさんも多いでしょう。

20後半から働き始めて15年、40代半ばを迎える頃には誠実に働いてきた人ならそこそこ貯蓄も溜まっているのではないでしょうか?マイホームのローン返済はもう半分以上終わったという人も。

しかし、我が家は大丈夫と思っている人こそ、家計クライシスに陥る可能性があります。「平均以上の収入だから少しぐらい贅沢してもいいや」という油断が、じわじわと家計を圧迫してなぜかお金が貯まらないというケースが多いのです。

ここであるサラリーマン家族の例を挙げてみます。

43歳のサラリーマンAさんは、専業主婦の妻と子どもは小学生2人の4人暮らし。

  • 年収は700万円、貯蓄は現在300万円。
  • 車は10年に1回乗り換えのため購入(80歳まで所有するとしたら残り3回買い替える必要あり)
  • 子どもの大学費用は学費保険で貯蓄中(完済時300万×2人分)
  • 住宅ローン残り2000万[/box]

Aさん家1ヶ月の収入&支出

・収入(手取り)37万円

・支出合計385000円

・収入37万円ー支出385000円=ー15000円

【支出内訳】

住居(住宅ローン)…50000円

食費…56000円

外食…18000円

水道光熱費…20000円

日用雑貨…10000円

教育…35000円

学資保険…30000円(月15000円×2人分)

生命保険(Aさん本人)…30000円

その他…136000円

Aさんの収入は決して低くないにも関わらず、赤字になってしまっています。そんなに無駄使いしてる風にもみえませんよね?むしろ将来に備えて学資保険を払っている分が家計を圧迫しているようにもみえます。

このままの生活を続けていると、貯蓄の300万に手をつけざるを得ないことになるでしょう。なぜなら月々にかかる支出以外にも、

  • 車の購入費用や維持費
  • 旅行
  • 家電の買い替え
  • 子どもの塾代・部活費用

など、突然出費がかさむことも。特に小学生の間は貯め時といわれている時期にもかかわらず、赤字なのは問題です。収入を増やすか無駄な支出を抑えることを早急に考える必要があります。

子どもが大きくなるほどお金がかかるってよく聞きます。ホテルの宿泊費が中学生になったら大人と同じになるから、上がるまでに旅行に行っとき!って話も。

収入が低くないからといって油断は禁物で、40代から始まる家計クライシスを乗り越えないことには明るい老後を迎えることはできません。

家計が苦しい時に陥りがちな考え方4つ

Aさん家の収入はそんなに低くないのに、どうして赤字になってしまうのでしょうか。40代になって若い頃より給与が上がっているのになぜかお金が貯まらないという人は、教育費や親の介護費用、保険料などどこかにお金を使いすぎているのかもしれません。

家計が苦しい時に陥る4つの考え方のどれかに当てはまっていないか、あなたも考えてみてください。

心配しずぎて過剰な保障に入り過ぎている

まず支出の中で少し多いかなって感じる項目が、Aさんの生命保険料です。一家の大黒柱に何かあったら大変!と保険に色んな特約をつけたくなる気持ちは分かります。ただ家計が赤字になるぐらい保険にかけてしまうのは本末転倒です。

実際には保険を全くかけていなくても、何かあった時は貯蓄や社会保障で乗り切ることができる場合も多いです。

私の父も私が小学生の時に病気で亡くなりましたが、全く保険に入っていなくても大学にまで行かせてもらえました。母は保険に何か入っておけばと嘆いていましたが。

保険料0円はさすがにおすすめしませんが、掛け捨ての安い保険なら一万円以内で入院保障や死亡保障に入れるものもたくさんあるので、毎月保険に何万円もかけているなら見直してみましょう。

色んな情報に左右されてしまう

子育てしていると子どものことで周りはどうしているのか、気になりますよね。習い事のことや持ち物、服装など、困ったことがあれば今はすぐにネットで調べることができます。

SNSで自分に似た境遇の人を見つけては真似をして満足する。そんなことを繰り返しているうちに、つい背伸びをしたくなって収入に見合わないものを購入していませんか?

ネットの情報をすぐに信じるより先に、「このデータの根拠はあるのかな?」と一度考えるくせをつけましょう。

また、家計の内訳を見直して、使いすぎている項目には「月いくらまで」と予算を決めておくことをおすすめします。

予測不能なことから逃げてしまう

もう少し先の話になりますが、親の介護費用や家のリフォーム代、子どもの結婚費用の援助などにお金がかかってくる可能性もあります。

そうなると子どもが巣立ったら、あるいは住宅ローン完済したら老後資金を溜めよう!という訳にもいかなくなってきますよね。

自分の家族や親に万が一のことが起こった時のために、最低でも生活費一年分の貯蓄は用意しておきたいところです。

介護の話は親に話しにくいでしょうが、元気なうちに介護が必要になった時の親の意向や財産の状況について確認しておくと安心です。

プライドが高くて周りと比べてしまう

周りの人がしょっちゅう旅行に行っていたり、高い買い物をしていたりするのを見ると自分も同じ暮らしがしたい、それ以上の生活がしたいと思ってしまうプライドの高い方は要注意です。

SNSなどを見てうらやましい気持ちが湧いてくるなら、思い切って見るのを止めて張り合ってくる人と距離を置きましょう。同じような価値観の人とつながったり、新しく夢中になれることを探したりすることで、周りと競う気持ちが薄まります。

保険内容を見直して、一つ一つの項目も無駄がないか見直したら、節約できる項目が必ず見つかります。見直してそれでも赤字が改善されないなら、車を手放すことや、大学費用の一部を奨学金でまかなうことなども検討することになります。

生活の質を下げるのが嫌なら妻が働きに出ることや運用の勉強を始めるなど、収入を上げることも考えてみては?40代から出来ること、たくさんあります!

家計クライシスにならないために40代のうちから備えを

平成30年4月、財務省で年金支給年齢を68歳に引き上げようという審議がなされました。まだ具体的にいつかは不明ですが、アメリカが65歳から67歳に引き上げられたケースもあるし、今後日本も引き上がる可能性大ですよね。

年金や退職金が十分もらえればいいのですが、20年後の日本はどうなっているかなんて分かりません。親の世代のように退職したら悠々自適の年金暮らし♪なんて言ってられなくなりました。

40代の早いうちからライフプランを意識して生活することで、何が起きても焦らず対処できる力が身に着くはず。

家計クライシスに陥らないためには40代から早めの心構えが大事。あなたも今日から漠然とした不安をクリアにして、家族のために備えましょう。

ゆしこ

関西在住の専業主婦「ゆしこ」です。
結婚と同時に夫が購入した新築マンションに住み始めるも、人間関係に病んで4年で売却することに。
その後賃貸に2回住みますが、長男の小学校入学前を機に4LDK築19年の中古マンションを購入してまたまた引越します。
現在は10歳8歳の子供を抱えながら住宅ローン返済中!
このブログでは結婚7年で4回の引越しを経験した筆者の新築マンション購入・売却体験談、インテリア選び、住宅ローン返済、子供と出かけたスポットなどについて紹介していきます。

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