その愛くるしさから『世界一しあわせな動物』といわれているクオッカ。あのピカチュウのモデルになった動物だそうです。
ペットとして家で飼いたい!と思った方も多いのではないでしょうか。
この記事ではクオッカがペットとして飼育できるのか?日本で会える場所はどこなのか?そして、あまり知られていないクオッカの悲しい事実について書いています。
日本でクオッカはペットとして飼える?
大人気のクオッカですが、今や絶滅危惧種に指定されている程数が少なくなってきています。数十年前には西オーストラリア州に多く生息していたそうなのですが、その後はほとんどの地域で見られなくなってしまったのだとか。
今現在も減り続けていることから、残念ながら日本だけでなく他の国でもペットとして飼うことができません!
クオッカは人懐こく、人間を見つけると自ら近づいたり、抱きついてくることもあるといいます。

抱っこしやすいサイズ感、ふわふわの毛なみ!
こんなつぶらな瞳で見つめられたら、、自分のペットにしたくなってしまいますよね。
日本でクオッカが見られる動物園があります
ペットにできないならせめて会いに行きたいというあなた、日本でも見られる場所があるんです。
埼玉県東松山市にある、埼玉県こども動物自然公園です。
なんと現地オーストラリア以外でクオッカを飼育できている国は日本だけなのだそう!
埼玉県こども動物自然公園は2020年で40周年になるので、その年に合わせて園長が3年かけてクオッカの国外飼育実現にこぎつけたそうですよ。
オーストラリアの「フェザーテール野生動物園」からオスとメスのそれぞれ2頭ずつ計4頭を譲りうけて、2020年3月に来日。
そして同年7月からお披露目となりました。
さっそくクオッカに会いに行った方たちの声が挙がってました。
まだ公開したばかりで実際に見た方は少なそうですが、とにかく可愛いで評価は上々みたいですね!
自撮りで人気のクオッカワラビーの表と裏

西オーストラリア州の沖合にあるロットネスト島は自然保護区になっていて、そこではクオッカと一緒に映った自撮りを撮るということがちょっとしたブームになっています。
触れることができる距離にいるクオッカですが、自分から触れたり餌をやったりは禁止されています。
しかし一部の観光客などがルールを破り、クオッカと自撮り写真を撮りたいからといって食べ物を与えたりしているようで、、、
ポテトチップスやチョコレートなど明らかに小動物が食べたらよくないものを与えてしまうと、生気がなくなったり体毛がボサボサになってしまいます。
市街地には食べ物を探しにきてうろうろしているクオッカが以前より増えてきたといいます。
こうなってしまったのは、西オーストラリア州の観光業にクオッカを利用しようとしたのが一因にあります。
かつての西オーストラリア州は資源産業の中心地で栄えていました。しかしこのところ業績が悪化していて、資源依存から脱却するために観光業にシフトチェンジしたのです。
ロットネスト島のクオッカをパースの広告塔にすることで、観光客を呼び寄せることには成功しましたが、自然保護区内の動物たちに少なからず悪影響を及ぼすことになってしまいました。
このままの状況が続けばクオッカの数も減ってしまうのではと心配になります、、、
もはや「世界一しあわせな動物」というキャッチフレーズは人間か身勝手につけたネーミングにしか思えません。
まとめ
クオッカはペットにすることができませんが、オーストラリアまで行かなくても日本で見られるようになったのはうれしいですね。
生き生きとした可愛いクオッカをいつまでも見られるように、クオッカを見るときはマナーを守って堪能しましょう。
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