もうすぐ節分ですね。節分といえば私は生まれも育ちも関西なので、毎年家族でその年の方角を見ながら、もくもくと恵方巻きを食べていました。
大人になった今でも、「今年はどんな恵方巻きを食べようかな~♪」と旦那や子どもと盛り上がっています。
今は関西だけじゃなくて全国に広まってきている節分の恵方巻き。
じゃあ、恵みの方向と書いて恵方だけど、そもそも方向ってどうやって決まるの?いつから恵方巻きが食べられるようになったの?って聞かれたら答えられるでしょうか。
ここでは恵方巻食べるなら知っておくべきポイントを紹介します。
恵方巻き流行のきっかけは広島県のコンビニ
関西の商売人から伝わった幸福の太巻き
関西では古くから豆まきで厄払いする以外に、「色んな具を巻いた太巻き寿司を一本食べきるまでしゃべらない」というイベントが行われていたところがあったとか。
そこから大坂の商売人の間で、「太巻きは願い事をこめて食べると叶う」といううわさが広まり、節分に太巻きを食べると商売繁盛するという風に伝えられるようになったそうです。
なぜ関西から全国に広まったの?
私も含めて関西の人は、「恵方巻きは昔から家では無言で食べてたよ!何?最近食べだしたん?それまで美味しさ知らなかったのもったいな~い」なんて、どや顔で言いたくなっちゃう方…多数と思われます。
恵方巻が関西だけでなく全国的に食べられるようになったのは、1989年に広島のコンビニが売り始めたのがきっかけなのだそう。その翌年から販売エリアが拡大されて、1998年についに全国展開、そこから恵方巻きが一気に知られるようになったのです。
今やお寿司だけじゃなくて、ロールケーキにトルティーヤ?といった長くて巻いている食べ物を恵方巻きと称して楽しむようになってきましたよね。
巻いてたらなんでもいいやって適当に選んで食べるより、本当に一年健康に過ごしたい!商売繁盛は関係なくてもわたしの願い叶えて!とお願いしたい人は、七福神の意味合いを持つ具が7種類入った正統派な太巻き寿司をおすすめします。
恵方巻きを食べる方角は毎年どうやって決めてるの?
恵方巻きの“恵方”は、年によって変わりますよね。何を基準に決定されているのかというと、年神様のいる方角によって決められています!
年神様とは、その年の幸福を司るという重要な神様のこと。実は、お正月飾りのしめ縄や門松も、年神様をお迎えするためのものなんだって知っていましたか?私は知りませんでした…
神様が現れる方角は毎年変わるため、恵方もその方角に習って変わるというわけです。恵方の方角は、日本の干支と中国の暦である十干(じっかん)を組み合わせて決定されます。
最近では、簡単に恵方の方角を調べられるアプリも登場していて、外出先でもスマホを見れば食べる方向が分かるのって便利そうですよね。
私も今年の節分は旅行中なので、恵方巻きは食べられないかもしれないけどせめて恵方を向いてロール状のものを買って食べたいなと思います!
恵方巻きの正しい食べ方
せっかく恵方巻きを食べるのなら、正しい食べ方で今年の福を手にしたいですよね。
基本的な恵方巻きの食べ方をおさらい。
- その年の恵方を向いて食べる
- 食べている間はしゃべらない
- 切り分けないで一気に食べる
とにかくよそ見をせず、食べる時は集中して食べましょう!よそ見をしていると、年神様からのご利益が得られないといわれています。
次に、意外と難しいのが食べ終わるまで無言というルール。1人なら容易かもしれませんが、家族で一斉に食べ始めるといつもと違う真剣な食事風景に吹き出しそうに…
真剣にやればやろうとするほど、おかしくなってきてしまうのでそこはなんとか耐えてください!
最後に親心でやってしまうのが、太巻きを小さいお子さんが食べやすいように切り分けてしまうこと。私も子どもが幼稚園ぐらいのときまでこのやり方をしてしまっていました。でも、原則は切ったりせず一本食べきるなんですよね。
でもルールだからと無理に食べさせてしまって喉につまらせてしまっては、福どころじゃありません!スーパーでも中太巻きや細巻きをよくみかけるので、お子さんでも食べやすい太さのものを選んであげると食べやすくていいですよ♪
以上、恵方巻の由来や方向の決め方など、基本的な知識についてでした。正しい食べ方で、今年の福を呼び込みましょう!
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