車を運転する際にバックや合流が苦手だったり、うっかりこすってしまったりすることがあると、「自分には運転のセンスがないんだ」とがっかりしてしまいますよね。
そんなあなたは、もともと空間認識能力が弱いからなのかもしれません。
空間認識能力とは、立体の方向や位置、大きさ、形、距離感などをパッと見るだけで感覚で判断できる力のこと。
一般的には男性の方が女性より得意な人が多いといわれています。
じゃあ空間認識能力が弱い人が運転するのは無理なのかというと、そんなことはありません。
運転歴13年で無事故な私も運動音痴&方向音痴、立体的な図形を見ても平面にしてくれないとさっぱり分からないしで、とても空間認識能力が優れているとは思えないからです。
なぜ空間認識能力がなくても運転できると自信を持って言えるのかという根拠や、空間認識能力を鍛える方法をお伝えします。
また、私が日頃から心がけている安全運転のポイントも参考にしてみてください。
空間認識能力がなくても運転できるのかという疑問
空間認識能力という難しい言葉を使うと、なにか凄い能力なんじゃないかって気もしますが難しく考える必要はありません。
運転で大事なことは、
- 自分の車のタイヤの位置が何処についているのか
- バックで駐車する時にどこまで下がればぶつからないのか
- 前に走っている車が急ブレーキをかけた時にぶつからない距離か
など、物を立体で見るというよりは上下左右の車幅をきちんと分かっているかということです。
車幅感覚は車の大きさや長さによってちがいます。でも何回も同じ車に乗っているうちに慣れてくるものです。
ですが、車種によっては分かりづらいものもあります。たとえば後ろが長い乗用車であるとか3列シートの大きいワゴン車。
私なら選びません。。13年間小回りのきく軽自動車一筋です!
そんな軽に乗っていてもカーブの時に段差の角にガン!とぶつかることがあるので。(たま~にですよ)
だから空間認識能力に自信がないという人は、軽ワゴンなどのコンパクトな車を選ぶことをおすすめします。
「私運転に自信がないから…」って人ほど、事故をしないように慎重に運転するはずですから自分を過信しないことは運転する上でのあなたの強みでもあります。
それでもどうしても自信がないという人は、もう文明の機器に頼ってしまいましょう。
ここ数年の車のモデルでは、車庫入れ補助機能付きの車も増えてきています。
バックモニター、カラービューモニターがついていれば平面画像が出てくるので、使い慣れたらとっても便利な機能として活躍すること間違いなしです。
もっとハイテクになると、車間距離が狭いと警告してくれたり、駐車は自動運転に完全おまかせという車まで!
私もお金に余裕があれ縦列駐車を自動でやってくれる車が欲しいなあ。
空間認識能力をつける方法
慣れれば空間認識能力がなくても運転はできるようになります。
ですが、狭い道や交通量が多い道を走る時には少々手こずるかもしれないですね。
やっぱり少しでもある方が運転は上達するはずなので、空間認識能力をつけるのに効果的な方法をまとめました。
キャッチボール
飛んでくるボールがどこに来るのかを瞬時に見極めなければいけないので、動体視力や反射神経が鍛えられます。
絵を描く
対象物を正確に描くには、立体的に物を見なければ平坦な絵になってしまいます。なので、全体のバランスを見ながら、遠くにあるものや近くにあるものの大小を意識して描くと空間認識能力が自然と見についてきます。
姿勢をよくする
基本的なことですが意外と姿勢は大事。歪んだ姿勢で運転をすると水平な目線で周囲を見ることができなくなります。
自転車で一本橋走行する
真っすぐな一本線の上を、なるべくはみ出さずに自転車で走行することで、空間認識能力が鍛えられます。
車のゲーム
最近のゲームはリアルで立体的なので、楽しみながら空間認識能力を高められそうですよね。車のゲームならイメージトレーニングにもなります。
空間認識能力がなくても無事故13年の私が心がけていること
18歳で免許を取りましたが、助手席に誰か乗っていてくれないと1人で運転できない人でした。
ようやく1人だけで運転できるようになったのは、結婚して実家を出てから。
必要に迫られてはじめは車で10分ぐらいの距離を走るぐらいでしたが、子供が生まれてからは車がないと不便で徐々に車で20分、30分の場所にも挑戦し、運転に慣れていきました。
今では住んでいる市内全域と、隣の市ぐらいまでならナビ付きで運転できるように。
1人で1時間以上かかる場所や、高速道路は助手席に人がいてくれないと怖くて無理ですけどね。
運転下手でも事故だけは起こしたくない私が心がけていることは
・危険回避も運転能力のひとつ
・日頃から確認を怠らない
・上手い人の技能をまねる
この3つ。順番に説明します。
危険回避も運転能力のひとつ
行ったことがない道を運転する時は事前に道順を調べて頭に入れてから行くようにしています。
家族以外の人を乗せる時も、いつも以上に緊張するのでなるべく断るようにしたり、とにかく運転に自信がないため「無理そうなら止める」ようにしています。
日頃から確認を怠らない
車線変更や駐車場から道路に出る時はバックミラー、サイドミラーからの確認も大切です。
確認しずらい道はなるべくスピードを落として、急に誰かが飛び出してきてもすぐに対応できるようにしています。
バックする時もとにかくゆっくりと。空間認識能力が弱いと視覚が頼りなのでスピードを出すと危険です。
上手い人の技能をまねる
隣で乗っていて「運転上手だな」という人のポイントで、真似できそうな所があれば真似してみるのも運転上達のコツだと思っています。
運転上手な人にアドバイスしてもらいながら運転するのもおすすめ。いちいち指摘されるとムッとすることもありますが、素直に聞き入れた方が自分のためになります。
以上になります。運転が苦手なみなさん、安全運転で楽しいドライブを楽しみましょう!
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